橋本 茂人さん ー株式会社ハッシャダイファクトリー代表取締役ー

株式会社ハッシャダイファクトリー
橋本茂人さん

橋本茂人さん

株式会社ハッシャダイファクトリー 代表取締役

  

ヤンキーインターンで有名な株式会社ハッシャダイの創業に関わり、現在は株式会社ハッシャダイファクトリーで、ハッシャダイリゾートという新サービスを展開。

 

若者も変わる、地方も変わるというような教育システムを作れたら、と考えていらっしゃる方です。

 

硬直化した教育や就業を、根底から変えることができる人かもしれません。

 

ハッシャダイ
日経産業新聞2019年2月6日掲載

【インタビューの進め方】

10の質問をメールで送り、回答していただいています。

質問は原則として同じ内容です。

質問内容が同じであれば、モノの見方や考え方などの差異が明らかになると考えたためです。

メールで回答をいただいてから、後日写真撮影などをしながら、追加質問をして、インタビューの補足をしています。


【質問1】現在の会社の社長となった経緯を教えていただけますか?

~あらゆる格差を解消したい!~

私は、若者の選択格差を是正するというミッションを掲げ、非大卒を対象とした事業を展開する株式会社ハッシャダイの取締役です。

 

株式会社ハッシャダイファクトリーは、そのグループ会社として設立し、私が代表として就任しています。

 

3歳から母子家庭で一人っ子、決して裕福ではない環境の中で育った私は、公立の小中高を経て、運良く私立大学に行くことができました。

 

その際に、大学進学者と中高卒の間で、大きな差は無いのに大きな隔たりを感じる、という経験を数多くしました。

 

八方美人で、周りの機嫌を伺って生きてきた私は対立が大嫌い。その頃からずっと、大卒も非大卒も関係なく、お互いの人間としての魅力を生かしながら関わり合う社会を作りたいと考えていました。

 

そのような中で、この課題に対して取り組みを始めようとしていたハッシャダイの代表を務める久世と意気投合し、取締役としてジョインすることとなりました。

 

大きな隔たりに対して、何もできなかった大学生当時。

 

それが、日々ヤンキーインターンという事業を通して、少しづつ、でも着実に、社会の変化を体感してきました。

 

しかし、学歴格差は選択格差を生む要因のほんの一つ。

 

地域格差や情報格差、機会格差など、まだまだ無くならない大きな格差を解消していく事業の展開を目指し、ハッシャダイファクトリーを新たに設立しました。

 


【質問2】社長になってから今日までを振り返ってみて、苦しかったことはどんなことでしょう。差支えのない範囲で結構ですので、できれば赤裸々に教えていただけませんでしょうか。

~カルチャーと経営のバランスをとること~

“バランス”に関しては常に考えながら取り組んでいます。

 

例えば、元々ハッシャダイは、地元の仲間たちで集まったような企業で、自分たちで作ったカルチャーの中にいて言わばずっと青春の様な日々を過ごしてきました。

 

しかし、認知度も上がり、ユーザーも増え、事業規模も大きくなる中で、そんな青春の様な日々も長く続かない。

 

でも、このカルチャーが好きでハッシャダイに入ってくれる仲間もいるわけです。

 

そういったバランスを取りながら経営を行うことについては、苦しいなぁと思いながらも日々答えを探し続けています。

 

でも、苦しいことって社長にとっては振り返ると楽しいことなんじゃないかなと思ってます。

 

簡単な問題を解くのはあんまり楽しく無いですから。

 

左は広報を担当する三浦宗一郎さん、右が橋本茂人さん
左は広報を担当する三浦宗一郎さん、右が橋本茂人さん

【質問3】逆に、楽しかったこと・うれしかったことはどんなことでしょうか?

~自慢げに周囲に語る母の姿~

先に答えちゃいましたね。笑

 

でも、幸いなことに、本当に楽しいことしかありませんでした。

 

一緒に働きたい仲間達と一番したいことができているので、それだけで十分です。

 

なのに、一丁前にメディアに取り上げられたり、社会的に注目してもらったり、ハッシャダイのサービスを利用した多くの若者が笑顔でオフィスに遊びにきてくれるわけです。

 

これ以上のことはありませんよね。

 

でも、少し私的な話になるのであれば、やっぱり母親が自分のことを自慢げに周りに話してくれているのを見ると、言葉にできない嬉しさはありますね。

 


【質問4】社長になって、趣味やライフスタイルは変わりましたか?以前の趣味やライフスタイルと、今の趣味やライフスタイルについて、教えてください。

~自分が幸せでないと周りを幸せに出来ない~

そんなに、変わらないです。

 

元々サラリーマン時代に、禁煙とダイエットを通して人生が好転した経緯があり、今でもずっと禁煙・筋トレは続けています。

 

でも、元々あった趣味がもっと強化されたかもしれません。

 

自分の中で幸せの定義を考え、もっと大切な人と時間を過ごすとか、もっと飽きるまで親孝行するとか、もっと深く教養やアートを学ぶとか。

 

自分が幸せな状態じゃないと周りを幸せにはできないなぁと思ってそういうことに時間を使っています。

 


【質問5】自分の部下に紹介したい、好きな作家・作品、映画、ゲーム、趣味など、なんでも結構ですので、好きなことやおすすめを教えてください。好きな理由・おすすめの理由も添えてください。

~人生の悩みのほとんどは筋トレで解決~

「志高く」

僕のバイブルです。思考が小さくなったら、孫さんに破壊してもらいます。

「蒼天航路」

キングダムより思考が必要なので、読み応えがあるし、格言の宝庫だと思ってます。

自分はどんなキャラかなと投影しながら読むと、自分の戦い方もわかってくる様に感じます。

「希望の国のエクソダス」

ほぼハッシャダイだと思ってます。

という冗談は置いておいて、数十年前に書かれた本であるのに村上龍さんが描写する社会がちょうど今の日本社会を表していて、天才だと思います。

「ザッポスの奇跡」

ハッシャダイを経営する中でも一番参考にし、ハッシャダイに入る社員には全員に読んでもらっています。

「グレイテスト・ショーマン」

これを観るまではいっぱいあったのですが、ダントツの一位です。

こんなに希望に満たされた映画は初めてでした。

趣味:筋トレ

人生の悩みは、ほぼ筋トレで解決すると思っています。


【質問6】仕事以外に、今、ご興味を持っていらっしゃることはありますか?それはどんなことでしょうか。もしご興味を持っていることがなければ、なぜないのか、教えていただけませんでしょうか。

~自分の真・善・美を磨きたい~

アートの分野です。

 

絵画、文学、詩、哲学などを自分の真・善・美を磨くことにつながることは積極的に学びたいと思っています。

 

時代の変化が加速し、過去の理論がすぐに通用しなくなる社会の中で決断を下していくためには、大局的に見て美しい=正しそうな直感が大事になってくると思っています。

 

その際、美しいものを美しいと思える能力が必要となり、それこそがアートの分野を学ぶことだと思っています。

 


【質問7】好物といえる食べ物はありますか?1日に食べる食事の回数は?

~納豆が好物、夜は糖質OFF~

納豆です。

 

最近こそ食べる頻度は減りましたが、小中学生の時は週7で食べてました。

 

1日3食ですが、夜は糖質は取りません。

 


【質問8】ドラマでよくある設定の、体はその人物のままで、心はあなた、というふうに入れ替われるとしたら、あなたは誰と入れ替わりたいですか?その理由を教えてください。

~その人の素晴らしい感覚を感じてみたい~

誰でもいいから入れ替わってみたいです。

 

基本的に誰でも僕より素晴らしい点を必ず持っていると思っているので、その感覚を感じてみたいです。

 

でも、ずっと入れ替わったままになるのであれば誰とも変わらなくていいです。

 


【質問9】今、3か月間の休みが取れて、ボーナスとして1億円がもらえたとしたら、どんな風に過ごしますか?

~もっともっと~

もっともっと大切な人と時間を過ごすとか、もっともっと飽きるまで親孝行するとか、もっともっと深く教養やアートを学ぶとか。

 

ですかね笑

 


【質問10】もし人生をやり直せるとしたら、どこからやり直したいですか?それはどうしてでしょうか。

~人生は良い事と悪い事のバランスがちょうどいいはず~

やり直したくないですね。

 

振り返ると、今ならもっとうまくできたなぁとか思うことはたくさんありますけど、その問題が回避できても、また新たな問題が起こる気がして。

 

人生始まりから終わりまでに、良いことと悪いことって、ちょうどいいバランスになると思ってるんですけど...だからこそ昔には戻りたくないですね笑

 

株式会社ハッシャダイの原宿オフィス
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